子宮内膜症は近年若い女性の間で増加している病気の1つですが、特別命にかかわるような大きな病気ではないことから、さほど深刻に考えていない女性も少なくないようです。

しかし子宮内膜症は、一度発症してしまうと完治することはとても難しく、閉経するまでの長い間ずっと付き合っていかなくてはならないという厄介な病気でもあります。

特に20~30代の若い女性の場合は、これから妊娠や出産をしようという時期とも重なります。
「命の危険はないのだから」と軽く見ていると、子宮内膜症が悪化してしまい、結果として不妊になってしまうこともあります。

子宮内膜症と上手く付き合っていくためには、家族や恋人など周囲のサポートや理解が欠かせません。
特にセックスに関してはとても深刻な問題になってしまうことも少なくありません。
「子宮内膜症になったらセックスはしないほうがいいのでは?」と不安を抱く人も少なくなく、それが原因で夫や恋人などパートナーとの関係がうまくいかなくなってしまうのです。
子宮内膜症になってしまった場合、セックスは控えるべきなのでしょうか?

子宮内膜症になったらセックスは控えるべき?

結論から言えば、子宮内膜症だからと言ってセックスができないわけではありませんし、治療中であってもセックスを禁止する必要は全くありません
医師からも禁止するよう言われることはまずありません。

つまり子宮内膜症があったとしても、妊娠や出産をすることは可能です。

しかし子宮内膜症がセックスに少なからず影響を及ぼしていることは否定できません。
というのも、子宮内膜症の主な症状の1つである「痛み」というのは、生理や排卵に伴って起こることはもちろんですが、それ以外にセックスの際にも伴って起こることが多いからです。

ある調査によると、子宮内膜症を発症している女性の約50%がセックスの時に痛みを感じているようです。
この痛みは子宮内膜症が起こっている場所にも深く関係しています。

子宮内膜症はいろいろな場所に起こりますが、中でも子宮の裏側の下のほうにできることが多く、この部分はセックスの際にちょうど押される部分です。
そのため男性器が挿入されたりピストン運動をする時に、患部が押されたり引っ張られるなどして刺激を受けることで痛みを感じるというわけなのです。

もちろん全ての人がセックスの時に痛みを感じるというわけではありませんが、痛みがあることで女性としてはどうしてもセックス自体を敬遠するようになるのです。
確かになかなか伝えるのが難しい事であり、「どうせ理解してもらえない」「自分が我慢すれば・・・」と思って相手に伝えていない人もいると思います。
しかしそのことが原因でパートナーとの関係がうまくいかなくなれば、身体的にはもちろんのこと精神的にも悪影響を及ぼしかねません。

子宮内膜症と上手く付き合っていくためには、まずはパートナーに子宮内膜症のことをきちんと伝えて理解してもらうことが大切です
そのうえで体調が良くないときには無理をしない、痛みがあるときには深く挿入しないなど、お互いを思いやりながら対策をしていくことでパートナーともスムーズな関係を保つことができるのではないでしょうか。