病気にも再発しやすいものやそうでないもの、いろいろな病気があります。

なかでも子宮筋腫は非常に再発しやすい病気だと言われています。

その原因として子宮筋腫は多発型であり、たとえ筋腫のみを摘出する核手術を行ったとしても、目に見えないほど小さな筋腫が取り切れていないことが多いことが挙げられます。

子宮筋腫が1つだけの場合は、およそ半数の人は完治しますが、残りの半数の人は再発すると言われています。
2個以上の子宮筋腫がある場合は、実に8割以上の人に再発がみられるようです。

もちろん再発した場合にもう一度手術をすることは可能ですが、傷口が癒着してしまう危険性も高くなるため、核手術は2度までしか受けることができません。
それ以上再発すると子宮を全摘する手術を行う必要がありますが、若い女性やまだ妊娠を希望している女性の場合、子宮全摘をすると当然妊娠することができなくなってしまいます。
そのため、経過観察ではなく何らかの治療を受けたいという場合には、まずお薬による治療が行われることが多いようです。

お薬による治療にもいろいろな方法がありますが、1つは女性ホルモンを減少させ体の中を更年期と似た状態にさせる方法があります。
これにより子宮筋腫を小さくさせる効果が期待できます。

具体的には、脳から分泌され卵巣ホルモンを働かせる作用をもつ、脳下垂体ホルモンの作用を抑制するお薬を用います。
時に男性ホルモンのような作用を持つお薬が使われることもあります。

もう1つは体の中を妊娠時に似たホルモン状態にすることで、子宮筋腫の症状を軽くする方法です。
卵巣から出る黄体ホルモンというお薬のほか、ピルを用いて治療をすることもあります。
その他漢方薬も子宮筋腫に効果がある場合があるため、医師と十分に相談をしたうえで自分に合ったお薬で治療を進めることが大切です。

ただしお薬には副作用がつきものであり、子宮筋腫のお薬も例外ではありません。
頭痛や肩こり、イライラ感などの更年期障害に似た症状が出ることも少なくありませんが、このようなときには症状を抑えるお薬もあるため、医師に相談するとよいでしょう。

その他にも体重の増加や肝機能の低下など、薬によっては様々な副作用があらわれることがありますので、その都度医師と十分相談をすることが大切です。

また体への負担を考えると、お薬による子宮筋腫の治療は基本的に半年程度しか継続して行うことができません
お薬を使った治療の後は、子宮筋腫が小さいままの時もあれば再び大きくなってしまうこともあります。
その後の対処については医師との相談になりますが、例えば子宮筋腫が原因で不妊になっているような場合には手術を進められることもあると思います。

手術の方法にもいろいろなものがありますから、手術が必要になった場合にはどのような手術を行うのか、またその手術によるメリットやデメリット、日常生活に戻れるにはどのくらいかかるのかなど、医師に十分確認することが大切です。

また手術をしても再発する可能性はどのくらいあるのかについても医師に確認をしておくことが大切です。
そして子宮筋腫が再発しないよう、ホルモンバランスが乱れないような規則正しい生活習慣や食生活を心掛けることも大切だと言えるでしょう。