子宮筋腫とは、子宮の中の平滑筋という筋肉にできるコブのような腫瘍のことです。
この腫瘍も平滑筋からできています。

子宮筋腫は良性の腫瘍なので、命の心配はありませんし、ガンのように他の臓器に転移することもほとんどありません。
ただ個人差はありますが少しずつ大きくなります。
最初は顕微鏡で見ないと分からないくらいの大きさですが、人によっては大人の頭くらいの大きさになる人もいます。

しかし激しい痛みや明らかな症状が出にくいことから、子宮筋腫とは気が付かず、単なる肥満だと思う人もけっこう多いようです。

子宮筋腫が出来る場所

子宮筋腫は子宮のどこにできるかによって、漿膜下筋腫筋層内筋腫粘膜下筋腫の大きく分けて3つに分類されます。
またできる場所によって、症状なども少しずつ変わってきます。
もっとも多いのが筋層内筋腫で、筋腫が子宮の中に埋まっているような状態です。漿膜下筋腫は子宮の外側を覆うようにできる状態で、粘膜下筋腫は子宮の内側にできる状態です。子宮の内側といっても、月経の時に剥がれ落ちる粘膜です。
この粘膜下筋腫がどんどん大きくなると、子宮の中だけでなく膣の方にも顔を出してきます。
この症状を筋腫分娩といいます。

子宮筋腫はみんなもっている?

子宮筋腫は40代の女性にもっとも多く見られ、3〜4人に1人は子宮筋腫をもっていると言われています。
また、初経年齢が若年化している近年、20代の女性にも筋腫のある女性が増えてきていて、成人女性の10人に3〜4人は子宮筋腫があると言われています。
顕微鏡で調べなければ分からないような小さな筋腫であれば、ほとんどの女性にあるとも言われていて、それほどありふれた病気なのです。

しかし筋腫があることに気がつかないまま閉経を迎える人も少なくなく、実際に手術をする人は筋腫がある人の1/30と言われています。

また発見に関しては、子宮の検査や、妊娠を期に知る女性がほとんどなので、30〜50代の女性に多いようです。